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海のおばけオーリー(岩波の子どもの本)マリー・ホール・エッツ

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『森のなかで』『わたしとあそんで』など、現在でも子どもたちに人気のある絵本をたくさん生み出したアメリカの絵本作家・マリー・ホール・エッツ(1895-1984)。
『OLEY THE SEA MONSTER』は1947年に発表された作品です。

海で生まれたアザラシの赤ちゃんのオーリーは、ある日人間に攫われて水族館に売られてしまいます。お母さんを恋しがって元気をなくしていくオーリーを飼育係さんが逃がしてくれて、オーリーは海へ出ますが・・・というお話。

欲深い人間たちに翻弄され、こころぼそくさみしい場所で必死で生きるオーリーはいじらしく、どうかこの子が幸せになりますようにと願わずにはいられません。
とちゅう、この小さな生き物に逆に翻弄される人間社会は滑稽にも見えますが、飼育係さんのようなやさしい人になろうと思った子はたくさんいるのではないでしょうか。

日本では石井桃子によって訳され”岩波の子どもの本”シリーズの1冊として刊行されました。
イラストは版画のような白黒の太い線で描かれ、漫画のようにページの中でこまかくコマが分かれていてお話が進んでいきます。カラーの紙が使われた面白いデザインもとても良いです。
(後に大型絵本も出版されましたが、紙の色は白1色になってしまいました。)


1954年(1971年8刷) 岩波書店 ハードカバー・ジャケット
全58ページ 約20.5×16.3×0.8cm

状態:経年感 カバージャケット傷み 小口・見返しに経年ヤケ・シミ 

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