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見るもの 食うもの 愛するもの へそまがりのフランス探訪
¥3,800
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「マーマーデューク・トンプソンと名乗る風変りで恐ろしく頑固なイギリス陸軍少佐が フランスを探訪して書いた批評を、友人のフランス人が翻訳した」という設定で、 フランスの小説家ピエール・ダニノスが書いたフランスについての本。 自分の祖国や同胞に対するあけすけな批判を書きにくかった著者が作り上げた このトンプソン少佐はフランスで多くのファンを獲得し、 著者のもとに連絡先や原文の存在の問い合わせが殺到したそうです。 持って回ったような言い回しや、イギリス陸軍少佐のプライド(ダニノスは、イギリス陸軍師団司令部付きの連絡士官として働いた経験を持ち、たくさんのイギリス人を見ていたそうです。)を持って語られる、フランスへの皮肉と愛情がとてもフランスっぽいなと思います。 日本語訳は堀口大學。 装幀は佐野繁次郎。 昭和33年 新潮社 ソフトカバー・ジャケット 全199ページ 約18×12.2×1.5cm 状態:経年感 表紙・小口ヤケ 後ろ見返しに値札はがし跡
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白夜の旅 東山 魁夷
¥2,200
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昭和を代表する日本画家の一人、東山 魁夷の1962年の北欧旅行記。 デンマーク・スウェーデン・ノルウェー・フィンランドの旅を、挿絵とともに記しています。 ところどころにモチーフとして使われているのはたんぽぽの綿毛です。 昭和38年(46年6刷) 新潮社 ハードカバー・函 全210ページ 約20.3 x 13.7 cm 状態:良
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日本児童文庫 世界の旅 田中啓爾 恩地孝四郎
¥1,500
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昭和2年から昭和5年にかけて出版された『アルス日本児童文庫』。 全76巻あり、日本の童話や世界の童話、自然科学や歴史、美術、経済まで幅広いラインナップで毎回2冊セットで函に入って配本されていたそうです。(本書は1冊で函はありません。) すべての装幀やレイアウトを恩地孝四郎が務めていて、細かな箇所までこだわりぬかれた美しい全集です。 本書は昭和5年に出版された第59巻『世界の旅』です。 装幀 恩地孝四郎 口絵挿画 恩地孝四郎 北原白秋の弟たちが立ち上げた出版社アルス。 (社長は北原鐡雄で、そのまた弟の義雄はアトリエ社、 正雄は玄光社を後に立ち上げています。) 芸術書や児童書、生活講座など、その出版物は多岐に渡り、 全集やシリーズ文庫も多く出版しました。 昭和5年 アルス ハードカバー・函なし 全252ページ 約19.1×13.1×2.4cm 状態:経年 背表紙の字が消えかけています 小口やけシミ 後ろ見返し折れ